だいじなこと

キャンプ

 野宿とかキャンプで人が避けて通れないのがトイレのことである。キャンプ場のトイレやクルマに積んできたポータブルトイレを利用できるタイプのキャンプをしている人はそのトイレを使えばいい。

ところが僕のような野宿人とかバックパッカーの人達にトイレは無い。人目に付かない場所をさがして、男性は「立ち姿又はきじうち」。女性は「お花摘み」ということになる。少し穴を掘って用をたしたら使用したティッシュを上に被せてからさらに土で埋める。直接排泄物に触れたわけではないので手は洗わない。排泄行為中に熊に襲われたら悲惨だな。屋外で普段、服でかくしている体の一部を露出することに抵抗があるのは当然かもしれない。その辺の理由で野宿やバックパックを敬遠するひとは多いと思う。特に女性。

話は飛ぶが「乗馬クロスカントリーマラソンレース大会」での話にこんなのがある。レースコースの林道で男性選手が便意をもよおした。そこで彼は馬を止め馬を降り馬とともに林道の脇の藪の中に入り手綱を右手に持ち、きじうちをしていた。そのレースコースの林道を後から来た人馬が小走りで通過した。するとそれにツラレて藪のなかで止まっていた馬も小走りで走りだした。あわてたのは手綱を持ってきじうちをしていた男性選手である。馬を降りた状態で自分の馬に先に行かれたら(放馬という)レースを放棄したことになる。それだけはなんとしても避けたい。馬が小走りしているので馬にまたがる態勢をとることもできない。やむを得ず放馬しないように馬にのらないまま右手で手綱を持ち、馬と一緒に走った。手綱を持っていない空いている左手だけでズボンとパンツの左側を腰の高さまで引っ張り上げた。お尻の左側はズボンとパンツのなかにおさまった。しかし右側は膝の少し上あたりでズボンとパンツが止まったまま、右半分のお尻が露出したままの状態、すなわち半ケツ状態である。その後ろからきた別の選手は半ケツ状態で手綱をはなさないで馬と並走する選手の姿を見て「おお、人馬一体。さすがクロスカントリーライダー!」と感心したという。出物は時、所を選ばないのである。

閑話及第。

まず車を利用してでのキャンプに使用するポータブルトイレとその関連グッズをamazonで検索してみた。

 Pearl‘s 防災 非常用 簡易トイレ 災害用 ポータブルトイレ 防災グッズ キャンプや渋滞時にも使える 軽量 折畳み式 携帯トイレ 洗えるプラスチック製 耐荷重100kg 仮設トイレ排泄処理袋12枚付(ライトグレー(本体のみ))

次に野宿人、バックパッカー向け小さな穴掘りグッズをamazonで検索してみた。無いと思ったらヒットした。

 NCETURE屋外シャベル 1 入 ハイキングキャンプバックパックに必須 超軽量バックパック旅行こてアルミニウムシャベルデュース万能アイテム 小さな穴掘り用長い持ち手 (ぎんいろ)

トイレ対策が万全であれば安心して野宿又はキャンプを楽しめる。

 なお、読者のみなさんに不快な思いをさせないように直接的表現は極力さけた。「きじうち」「お花摘み」についてはググっていただきたい。(ポッキー)

※使用している写真は、Amazonから引用しています。

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