お遍路さん。ご存知だと思う。四国霊場八十八ヶ所巡礼の人達。全国から集まり霊場巡りが終わるとそれぞれ帰っていく。
ところが帰らない人達がいる。草遍路とか職業遍路と呼ばれている人達である。死ぬまでお遍路を続ける。八十八ヶ所巡りを何周もする。
お遍路さんは今でこそ宿泊施設に寝泊まりしながらバスなどを利用して移動するが、昔は野宿しながら徒歩で霊場を巡礼した。今は一般の人達がレジャー気分で巡礼しているが昭和30年頃までは農家の次男、三男、乞食、身体障害者、不治(当時としては)の病にかかり家を追い出された人などが主で巡礼をしながら托鉢をして糊口をしのいでいた。帰る場所の無い旅である。また放浪民として差別の対象にもなっていた。四国にはこういった人達が行き倒れとなり無縁仏として葬られたひとの墓も多いらしい。そして、実は現在でもこの草遍路をやっているひとがいることを本で知った。今風に言えばホームレス遍路。生活保護を受けようと思えば受けられるけれどそのための決まりごとに縛られるのをきらって保護の申請はしないそうだ。草遍路は自由でいいらしい。
四国だからそんなに寒くない。夏は暑いだろうな。野宿しながら托鉢と喜捨とで生きている。もし僕がお遍路をするとしたら足に自信がないから一人でゆっくり時間をかけて歩く。お遍路さんのかっこをして。
amazonで検索。
最初はこんなとこか。
そのほかに野宿グッズ
・ツェルト
・寝袋
・寝袋カバー
・寝袋マット
・グランドシート
・キャンドルランタン
・小型ストーブ
・虫、へび対策グッズ
・着替
これだけの荷物を担いで歩く。キツイかな。
どれぐらい時間がかかるだろうか。野宿が目的だから気にしないことにする。野宿遍路。行き倒れになって死ぬかもしれないけれど。
ネットで調べたら私有地で勝手に野宿する輩が多く四国のひとは困っているらしい。「野宿禁止」の貼り紙も多いとのこと。それから乞食行為をする輩も多いらしい。
ひとに迷惑はかけられない。
僕は托鉢はしない、喜捨は受けない。カンパンと水だけに決めた。
あとは野宿の場所だけど….。橋の下ぐらいなら許してもらえるかな?現地の行政庁にきいてから決めることにしよう。あんまり長居しないで3日ぐらいで帰ってこよう。しかし、飛行機で四国まで行って3日で帰ってくるのもなんかもったいない。1年ぐらいお遍路したい。
(ポッキー)
※使用している写真は、Amazonより引用しています。