30年前あるアメリカ人が一人でアラスカにログハウスを建ててそこで一冬過ごしたときのことを書いた本を読んだことがある。アラスカの湖の畔にある針葉樹の森で誰も住んでおらず鉄道も道路もない場所。月に一度友人が小型の水上飛行機を操縦して様子を見にくるだけ。無線等連絡手段は一切無し。盲腸になったら終わり。グリズリーベア、アメリカ黒熊、ヘラジカなどの野生動物が普通に暮らしているところ。
ぼくもどこかで一冬過ごしてみたい。
東北あたりの温泉宿で馴染みの芸者さんといっしょに過ごせたらいいなぁ~。
川端康成。
ノーベル文学賞。
現実に戻る。
冬の野宿。
今年の冬はいつもの場所で定点観測になりそうだ。除雪が入らないからカンジキで歩かないと。それに寒さ対策。
カンジキって誰が考えたんだろう。少し寄り道して調べてみる。カンジキは世界各地に見られ日本では縄文時代から使われていたそうだ。
カンジキにはワカンとスノーシューがあって、ワカンは軽量コンパクト、登山向き、雪に沈みやすい。スノーシューは少し大きめだけど雪に沈みにくい、平地向き。
スノーシューにしよ。
amazonだと
・スノーシュー
DW 62 x 22 cm
が一番上に出てた。これ以外にも沢山ある。
寒さ対策もamazonで
・寝袋
JUYEE 寝袋 冬用 ダウン シュラフ 冬 最低温度-30℃ 高級ダウン650FP マミー型 軽量 コンパクト
・マット
AKASOOM エアーマット キャンプ用マット 車中泊マット
・ジャケット
THE NORTH FACE バルトロライトジャケット メンズ ND91950
・ビバーク用ショベル
mont-bell(モンベル) コンパクトスノーショベル DPSA
冬用装備はこんな感じかな。あとはいつものツェルト、ダッフルバッグ。
寝袋がマイナス30℃までもつから大丈夫だと思うけどな。
それとカンパン4袋、水は凍るから雪を使う。キャンドルランタン、小型ストーブも持ってく。
これで簡単な冬の平地での野宿はうまくいきそうだ。スマホ専用のバッテリーを充電して2つぐらい持ってけばなんとかなる(圏外かも)。
冬の夜の星空観察。読書。冬は熊、虫、へびはいないしたぶん雷もダイジョブだと思う。吹雪で動けなくなったら雪に穴を掘って穴の中でボーッとしていればいい。雪を食べていれば1週間ぐらいはおなかすくけど死にはしない。吹雪が1週間続くなんてことはありえないから
吹雪がやむのを待つ。行方不明にはなるけれど、下手に動いて体力を消耗するのは危険だ。
ところで冬に野宿をする自分のことを物好きと笑うひとがいると思う。ぼくも自分でそう思う。
35年前12月に連絡船で離島に行ったとき、連絡船ターミナルの売店のオバサンに
「この時期にこんなところにくるなんて、ご苦労なこった。」と笑われれたり、民宿の若い娘さんに「ここにこんな時期に来てはいけません」と叱られたりしたのを覚えている。
実際ものすごい海のうねりで船酔いし、船のトイレに3回も行った。もうフラフラだった。でも今ではいい思い出だ。
冬の野宿もやってみないとわからない。ボーッとできればこの野宿も成功だ。
ところでお酒は凍るのか?
(ポッキー)
※使用している写真は、Amazonから引用しています。