いつもの野宿場所。
タバコを吸いながら考えた。この場所は河川敷から7mほど高くなった場所である。その川というのがヒメマスを放流している湖を源流としており、秋になると放流したヒメマスが紅鮭となって源流の湖に戻ってくる。つまり僕の目の前を紅鮭が遡上していることになる。しかし水深があるため紅鮭は見えない。紅鮭の遡上の様子を見てみたい。法律で禁止されているから捕獲はしない。
橋の上から見てみたけれど深いところを泳いでいるらしく見えない。シーズンになると1日500匹が遡上しているとのこと。それでも放流した稚魚(ヒメマス)の60%しか戻って来ていないそうだ。稚魚の頃他の魚に食べられたとか海で定置網にかかったとか、間違って別な川を遡上したとか理由はいくつか考えられる。
回遊期間は4年だそうだ。カラフトマスとか白鮭とかトキシラズは混ざってるのかはわからない。昔の北海道の川にはチョウザメも遡上してきたそうだ。カワウソも居た。イトウも居た。僕たち倭人が北海道を滅茶苦茶にした。話が逸れた。
僕の野宿ポイントでは紅鮭の遡上を肉眼で確認するのは難しそうなので、考えた。魚探である。魚群探知機。
amazonで検索。
たくさんヒットした。
そのなかで僕が選んだのは
海川湖に対応とのこと。紅鮭の群れがデータとして表示されるらしい。ワカサギの氷上釣りにも使える。暫くは紅鮭の様子の確認に使う。一つだけ注意点がある。密漁者と間違われないこと。
密漁者。倭人のバカは川を汚して鮭が戻って来ないようにした。そしてまだ汚れていない川を資源保護として禁漁にしてしまった。
川で鮭漁をしていたアイヌや熊たちの食料を奪った。木を全部伐採して生態系を破壊した。今からでも北海道の生態系を取り戻すことは可能だがそのためには倭人のバカどもを北海道から追い出さなければいけない。絶滅したエゾオオカミに似た種を輸入する。倭人の牛馬がどうなろうとそんなモン知らん。
倭人がいなくなればラッコも帰ってくる。オロロン鳥シカリ。川底のコンクリートを破壊し、直線化された川をもとどおり蛇行させる。ゴルフ場にドングリの実をまく。そうして、1000年ぐらいたてばアイヌモシリは復活する。
ん?いつの間にか寝てた。夢をみていたようだ。目の前の川はゆっくり流れている。空にはトンビが一羽。日がだいぶ傾いてきた。お酒飲んでカンパン食べよかな。(ポッキー)
※使用している写真は、Amazonから引用しています。