歌舞伎とか長唄の演目で「娘道成寺」というのがある。寺の若い僧に恋をした娘が若い僧に会いに来たが願いが叶わず大蛇の姿になり若い僧が隠れている鐘に巻き付き炎となり若い僧を焼き殺すというストーリー。執念の為せる技。恐るべし。
しかしこの作品はストーリーよりも踊り、衣装、長唄をたのしむべきなんだって。
閑話及第。
北海道には、アオダイショウ、シマヘビ、ジムグリ、マムシ、シロマダラの5種類のヘビがいる。
このなかで毒へびはマムシだけ。野宿に限らずフィールドで身近な存在だ。北海道のマムシは本州以南のマムシより大きくて150cmぐらいまで成長する。
草のなかでトグロを巻いて日向ぼっこをしているところを人間が踏んで噛みつかれることが多いそうだ。それと手で草むしりをしていて手をかまれるとかもある。くさむらとか注意したほうがいいみたい。マムシの毒は出血毒で出血、浮腫、血圧降下、急性腎不全などを引き起こし、死亡率は0.1%程度と言われている。 症状は 20−30分で激しい疼痛、出血、腫脹。 1−2時間後、皮下出血、水泡形成、リンパ節腫脹と疼痛、発熱、めまい、意識障害などがおこる。目に熱感知器感があるため夜でもピンポイントで噛んでくる。
死亡率0.1%。別の資料によると年間3000人受傷、10人死亡だって。なんか計算合わないけれど。それでも怖い。北海道のマムシは大きいから毒の量も多いかもしれない。
死ぬかも。
咬まれたらすぐ救急車を呼んで血清を注射してもらう。
その前に足をマムシの牙から守るグッズを用意しておこう。
amazonで検索。
語句はスネークで。
ありました。たくさんヒットしました。そのなかで一番長くて頑丈そうなの。
しかし、へびの牙が貫通してしまったら
で毒を吸い出す。 (スズメバチにも有効)
それから、毒へびでなくても食い付いてくることがあるんだって。
マムシに噛まれたのかどうか。一番確実なのは噛んだへびを殺して病院に持ってく!
マムシの特徴は体に斑紋があり頭が三角形で体長40cm〜150cm。
僕の見たマムシは子供で30cmぐらいだった。頭は三角だった。
それにしても、野宿って危険だらけだ。
熊、虫、雷、熱中症、微生物に汚染された水、ゲリラ豪雨、マムシ。
夜中にマムシがツェルトのなかに入って来ないとも限らない。ぞっとする。
をツェルトの周りに撒くか。
を直接噴霧っていうのもあるけど(いずれもamazon)、こう考えると昔の人はタイヘンだったんだな。amazonも便利なグッズもなかったんだもん。
まぁいろいろと書きましたが、そんなマムシ、へびでも見方を変えれば、細長いタンパク質。熱を通して寄生中を殺せば食べれる。
台湾にはへび料理屋があってへびスープ、へび焼きそば、ヘび丼などがを出す。専門店ではないが札幌のレストランでも素材にへびを使った料理を出すところがある。自衛隊のレインジャー部隊でもへびを食べる訓練があるらしい。へびの皮を少し前歯でかんで身の部分を手でひっぱり皮を剥がす。ぼくが見たのはそこまで。あとは焼いて食べたんだろうと思う。カエルだって食べれるんだからへびを食べても不思議じゃない。でも僕はカンパンでいいや。なんか胸やけしてきちゃった。
(文・ポッキー)
※使用している写真は、Amazonから引用しています。