読書

キャンプ

子供の頃から本を読むのが好きだった。しかし本を読むのが趣味かというと少し違う。
趣味は野宿だ。
本を読むのは生活の一部でたとえば食事をするとか、睡眠をとることに近い。若い頃は文学が中心だったが最近は殆どノンフィクションである。野宿に本を持っていくこともよくある。本で夜更しすることも多い。部屋の中は読み終わった本だらけ。古本屋に本を売るということはしない。なぜそうしないのか自分でもわからない。そういえば、なぜそうなのか自分でも説明がつかないとか自分でもわからないことがぼくには多いと自分でも思う。自分のことが自分でも説明できない。自分のことをおかしいとか変わっていると思うことも多い。
 話は変わるが本で自分の知らない世界のことを知るのは楽しい。好奇心、怖いものみたさで頭の中はいっぱいだ。
 最近は本がネットで手に入るから便利でいい。新刊図書、本のジャンル別の紹介等便利なことこのうえない。 読書、タバコ、ボーッとする、酒、食事、睡眠。退屈しない。読みたい本はたくさんある。
例を上げれば、理論物理学の本。なかなか手ごわい。考えながら読み進めている。
そのつぎは、人類は何種類もいたのに、いま地球上にいるのはなぜ僕達サピエンスだけなんだろうかという本。ネアンデルタール人はサピエンスと同時代に生きていたのに、なぜ途中でいなくなったのだろう。といった本。マタギの話。日本の北方少数民族の話。オホーツク人の話。アイヌについての話。
行方不明になった人についての本。邪馬台国は北九州にあったのか近畿にあったのかという本。卑弥呼はどんなひとだったのかという本。北京原人の遺骨のゆくえについての本。進化論の中でのミッシングリンクの話の本。あと200年で現生人類が絶滅するという本、今の人類が今後どんなふうに進化していくかという本。僕たちがいる宇宙以外の宇宙についての本。一般相対性理論の本、量子力学の本。
超弦理論の本、ヒマラヤの雪男の話。ネッシーってホントにいるのか、UFOの正体、ホームレスの人達の本、四国のお遍路さんの話、超能力とか超常現象の話、そんなのウソだという話、グリコ森永事件の犯人怪人21面相とキツネ目の男とはだれだったのかなどなど。死ぬまでに読み切れるかどうかわからない。時間が足りない。もし、もう一度学校に入れるとしたら、どんな分野を勉強したいか考えることがある。
 いっぱいありすぎて楽しい。
 そんな僕だから野宿で読書ということも多い。キャンドルランタンの明かりでは活字を読むのは正直目がつらい。キャンドルランタンで本の周りを全体的に照らして、もう一つ活字自体を照らす光がほしい。そこでいつものamazon。
 nachteule (ナフトオイレ) 軽量 メガネ用 手元ライト クリップライト 読書灯 ドイツ発 充電式 ブックライト
 充電式のライトで人工的過ぎ。採用に関しては罪悪感を感じざるをえない。
 しかし、活字を目で追うにはこの方法しかない。これはぼくの一人野宿人としての限界以外の何ものでもない。数少ない文明の利器として、ブックライトを受け入れることにする。
 写真を見てもらうとわかると思うが、文字通り「ブックライト」。潔い形状をしている。分かりやすいし、説得力がある形状だ。
僕向きかもしれない。
これで生活の一部である読書と趣味である野宿が結びついた。
 めでたしめでたし。 (ポッキー)
※使用している写真は、Amazonから引用しています。

タイトルとURLをコピーしました