北海道某所に小さな川がある。名前をキリシタナイ川という。
江戸時代に隠れキリシタンが北海道まで逃げてきて住み着き、川で砂金を採取し地元のアイヌと交易して暮らしていた。アイヌたちはこの川をキリシタンの川キリシタナイと呼んだ。
隠れキリシタン以外にも北海道には砂金の採取を生業とする人達が江戸時代には既に相当数いたようだ。江戸時代の北海道に住む。まさにサバイバルだ。熊、オオカミ、冬の寒さ、雪。命懸けだったに違いない。それにしても、生活のためとはいえ、そこまでしますかねぇ?僕には無理だ。
そこでゴッコ遊びレベルの砂金採取。やってみっか。場所はキリシタナイ川じゃないけど。日の出から日没まで。日の出前と日没後は野宿。採取方法は昔映画でやってたアメリカ合衆国のゴールドラッシュの様子を真似する。金属製のお皿で川底をすくい、砂金と砂金以外に分けてく。砂金というぐらいだから小さい粒だ。これを根気よく集めて小さな瓶に宝物としてだいじに保管する。川底をすくうお皿をamazonで検索。ヒットしたのは金属製ではなくプラスチック製のお皿。パンニング皿って言うんだって。
ゴールドパン パンニング皿 浚渫探査 砂金採りに 38cm360g 色 ブラック
色がブラックだから砂金を探しやすい。軽いから手が疲れない。
早速購入。思っていたよりお皿が大きい。野宿する週末まで待つ。翌週末野宿した。明るくなってから川底をすくってみた。石を取り除き、砂を取り除く。なにも残らない。砂金なんて無い。もう一度やってみる。オンナジ。
何回もやってみた。そのうち砂金らしきものを2つ見つけた。100均のピルケースにだいじにしまった。まっ、こんなとこかな。結構遊べた。あたりが暗くなってきた。お酒飲んで寝よっと(後で分かったことだけど黄鉄鉱とか黄銅鉱とか雲母とか砂金に似ているけど砂金でないつぶつぶがあるんだって。多分それかな?確かめるすべはない。結構遊べたけれどももうやらない。それとこれも後でわかったことだけど、大規模に砂金を採取したり営利目的で砂金を採取したりする場合は行政庁の許認可が必要なんだって。)
(ポッキー)
※使用している写真は、Amazonから引用しています。