疲れた時、森の中でボーッとしたくなる。魔女が棲んでいそうな深い静かな森。
タバコを吸いながら何も考えずロウソクのともし火を眺めていたくなる。ともし火のあかりに包まれたくなる。
蛍光灯、電球、ガソリンランタンなどとはあかりの質が違う。刺さってこないやさしいあかり。僕を癒やしてくれる優しいひかり。静かな夜、森の静けさの中でキャンドルランタンと過ごしたい。フクロウの鳴き声があればもっといい。
しばらくボーッとして気持ちを切り替えたら次は何をしようか….そのまま寝てしまってもいいな。寝ないで食事にしようか。食事と言っても巷のアウトドアパパみたいに張り切って豪華なものを作ったり、こだわりのコーヒーをいれたりなんかしない。料理なんかしない。料理するとなると、材料と料理用器材が必要になって大げさなことになる。野宿の食事は単なるカラダの燃料だと割り切っている。正解は「水とカンパン」、お酒も少し持ってくかな。静かな森で一人酒。夜が深まるにつれ森の中には霧が立ち込め幻想的な佇まい。時々動物達の気配がする。鹿、キツネ、たぬきぐらいかな?
ほろ酔い気分になってきた。
この森に棲む魔女に会いたい。会って占いをしてもらったり、僕に魔法をかけてもらったりしたい。占いだったらなにを占ってもらおうか。水晶の珠に僕の将来の姿が映るのかな。魔法だったらどんな魔法がいいかな。魔法で欲しいものを手に入れる。何が欲しい?うーんっと…..この森と森の中の小さなログハウス、小さな庭ってところかな。近くに小川があって小さな木橋の上から下を見るとその小川には1mぐらいのイトウがいる。何匹いや何本も。そういうのが魔法で貰えたらいいな。明日は森の動物たちに教えて貰いながら魔女の家捜しをしてみよっと。
そろそろキャンドルランタンを消して寝るとするか。
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(文・ポッキー)
※使用している写真は、Amazonから引用しています。